8月27,28日


8月27日(火)またぞろ台風を口実に大仁へ。
1 前回釣行直後,また台風13号の影響で2mほど増水。9号より被害が少なく,川も落ち着き,照りこみが続いたため垢つきも6,7分。一方で,またぞろ台風が発生。今度は15号。状況によっては日本海側へ回り込むらしい。すでに影響が出始め,ピンスポット天気予報では,27日,大仁,夕方から雨,28日,雨のち曇り。これは行かなければなるまいて。
前日51本の実績が。
6時半,津田おとり店着。釣れはじめていて前日甲府のMさん,51本。凄いね。場所は松下のガンガン瀬。瀬頭から瀬尻 に掛けてどこでも追うとの事。今日の狙い目は,左岸から入って,鉄筋棒からガンガン瀬まで。目標30本。支度してとりあえず水晶淵に入川する。7時,平水より10cm高。対岸のお気に入りポイントは水が高くて狙えない。上を見ると右岸はすでに人が一杯。 左岸もかなり込んでいる。下のトロに一人入ってきた。瀬尻 にはまだ人がいない。落ち込みからみるといつもの浅瀬がゆったりとした流れになっている。沈み石も黒々としている。とりあえずここからはじめることにする。
いきなり3連発。
とりあえずおとりをと,瀬尻 の落ち込みぎりぎりに送り込む。 いきなり掛かって3連発。型は小さく12〜13cm。竿は競技SPT1・10mを9mに落として,複合メタル超極細を張り,8.5号のチラシ仕掛け。今度は手前の瀬とトロの境目に送り込む。ふらふらとおとりが泳ぎ回る。しばらくして目印が流れに刺さるようにしてすぐにトロに向かって走る。17cm。だんだん型も良くなる。こうして落ち込みから通称シルバー使途までの間15mを行ったり来たり。10〜9mまで竿の長さを調整しながら,左岸から右岸の流れの際まで幅広く扇状に探る。高切れ,バラシもあったが11時過ぎまでに11本をキープ。この間上を見ると,左,右岸ともすでに満杯。下のトロの一人は早々と見切って上へ移動。誰もいない。見えるかぎりでは、トロの手前を探っていた。午後はトロの沖目を狙う事にする。
5時過ぎから残業手当が。
トロはできる限り沖目が良い。今日は水がまだ高いのであまり立ち込めない。ぎりぎり沖目の石の上に立ち,対岸に向け垂直に,流れに沿って上下にと泳がせるがまったく追わない。かろうじて2本ゲットしたが,根掛りで2本失い,元の木阿弥。こうなると早く見切って移動すればよいのだが,悪い癖でだらだらと4時過ぎまで時間をつぶしてしまった。上を見ると松下の瀬,左右ともに一人もいない。釣れなかったのだろうか。前回5時過ぎてから入れがかった実績があるので再度落ち込みへ戻り,おとりを送り込む。なんとまた追い出した。5時過ぎから入れがかって8本ゲット。1時間足らずで今日の半日分。6時前,水晶山の影で暗くなり目印も見えにくい。根掛りで1本失ったところでタイムアウト。本日の釣果は計19本。店に戻ると,奥さんが開口一番,残業手当つきました?なにそれ?ここのところ5時過ぎから良く釣れ,これを残業手当というんだそうな。なるほど。

8月28日(水)松下の瀬,右岸へ。
1 昨日は天気予報が外れ,午後から風こそ強くなったが雨はまったく降らなかった。今朝は予報があたって雲行きが怪しい。いつでも車に逃げられるよう,松下の瀬の右岸に入る。 6時,支度をしていると対岸に顔なじみのFさんがお連れと一緒に現われる 。水かさは昨日より15cm高,薄濁り。辺地から流芯まで垢がついているはずだが見えない。地元の常連,Kさんも現れ,声を掛けてきた。昨日瀬尻 で釣っていたことをご存知だった。右岸はあまり釣れていないとの事。今日は雨だ,適当に釣って早や上がりにしよう。竿,強瀬抜きに昨日と同じ複合メタル超極細を張る。
目標の30本達成?
いつものおとりゲットポイント,瀬肩の辺地寄りにおとりを送り込む。30分,まったく追わない。10mほど引きあがったたるみで待望の追い。18cmと型が良い。続いて16cm。おとりを付け替え対岸を見るとFさんがしきりに手話で合図を送ってくる。6本釣った,ただし小さい,と。さすが。 岸寄りから送り込むと途中ですぐに掛かった。あれ?目の前?辺地から2m足らず。普段あまり狙わない。念のため1歩護岸側にさがり,同じポイントに送り込むとガガッと掛かり,沖へ走り出した。慎重に手前へため込んで引き抜くと本日最大,親指と薬指の幅一杯の22cm。どうやら辺地で垢を食んでいるようだ。辺地に的を絞り、鉄筋棒から瀬肩までを止め泳がせにしていったり来たり。面白いように掛かって午前中で15本ゲット。型も揃った。この間,雨が激しく降ったり止んだり,日が差して暑くなったりで実に忙しなかったが,現金なものでまったく気にならない。追いが止まったところで昼食とする。
最悪のパターン。どつぼにはまる。
午後,天気も回復し晴天,暑くなる。水が引き始め澄んできて石も見える。午前中の追いが嘘のように辺地側で追わない。ならばと手付かずの流芯に切り替える。仕掛けをターボ0.12号に変え元気なおとりに背針を打ち,瀬肩の流芯と手前の流れの境目に送り込む。すぐに目印がツツーと走り,引き抜くと12cm。ちょっと小振り。付け替えて送り込むと1ヶ所にじっとせず沖目に走りすぐに浮き気味になる。新しいおとりに付け替えて送り込むとまた12cm。上へ移動するが実に追いがにぶい。3時までにやっと2本追加。こうなると昨日と同じ最悪のパターン。目標の30本はおろか20本もおぼつかない。こういうときは中休みに限ると,デジカメで撮影したり上下の様子を見に行ったりと4時まで時間をつぶす。対岸のFさん達,下の常連グループも,今日は釣れないと早上がりしてしまった。4時過ぎ,もとの場所に戻るとすでに二人入っていた。下の常連さん御用達のポイントに入る。この場所は非常に難しく,ポイントがわかっていないとまったく釣れず根掛りもしやすい。案の定,立て続けに根掛りしおとりを2本失う。どっと疲れが出たところで,本日は残業なしの早引けとする。計17本。店に戻ると,総体的につれなかったようだ。そんな中で午前中目立っていたようで,早や上がり組から,うんと釣ってくると話が誇大されていたようだ。いやはや参った。津田さんがいれば何を言われるかわかったもんじゃないが,幸い不在だった。今後の課題は早い見切りと場所移動だとわかっているのだが。帰路,大門橋上流から見た富士山が壮観だった。


9月3,4日