8月2,3日

8月2日(金)リベンジ!松下の瀬。
ここのところ,絶不調。 狩野川の上流域へいこうと思うが,踏ん切りがつかない。結局,先週に続き松下の瀬に。ようやく水も落ち着き,垢つきもベスト。ただし前日情報では、連日の猛暑で土用隠れ気味になり,難しくくなったとのこと。う〜ん,シーズンを通じてベストな状態にめぐり合える事はなかなかないもの。7時過ぎ現地着。大仁橋から上流をのぞくと,目当ての左岸は,すでに水晶淵まで竿の放列。支度もそこそこになぜか空いている右岸に入る。先着していた右岸常連のN氏に様子を聞く。この方は毎日のように右岸で竿を出しているが、ここのところ不調のようで,どうやら今度の台風で流れが少し変わり,鮎のつき場が左岸に移ったようだとのこと。道理で空いているはず。
上出来の21本
いずれにしろ今日の狙いを流芯とし,Nさんの上に入る。仕掛けはまず瀬脇で元気なおとりのキープを,と水中糸ターボ0.1号をD社強瀬抜き9メートルに張り,辺地の緩やかな流れに送り込む。きたっ。この間わずか数10秒。目印がつつーと横に走る。直後流芯に向かってもぐりこむ。針は8.5チラシ。いかりのようにいきなりガツーンととはこない。十分にためて引き抜くと元気な15センチ。おとりぴったりサイズ。続いて同じポイントへ送り込むとすぐに追い,同サイズをゲット。今日は幸先が良い。Nさんも竿をためている。結局手前の流れを辺地から白波の立つ大石まわり、距離にして上へ50メートルを行ったり来たりで,午前中14本ゲット。型も先週に比べてよく15から20センチ。先週までのチビ鮎はどこに消えたのか。昼食後,流芯を狙って元気なおとりを送り込む。しばらくして前触れとともに一気に潜り込む。竿をためるが流れに乗ってためきれない。5,6歩下って辺地によりたわみからドキドキしながら引き抜く。21センチの綺麗な遡上鮎。この感触がたまらない。瀬釣りの醍醐味だ。仕掛けが不安になりターボ0.15号に張り替える。途端に泳ぎが鈍くなる。背針を打ち,再度送り込むと今度は元気良く潜り込む。が、気のせいか追いのペースが落ちてきた。かかれば大きく18センチ前後を4本追釣。午後2時をまわったところで雲行きがおかしくなってきた。遠くでゴロゴロ,天城から真っ黒な雲が早足でこちらに向かってくる。3時をまわったところですぐそばで稲光。2本追釣したところで,下のNさんと顔を見合わせ,そそくさと竿をたたむ。計21本。上出来です。これにてタイムアウト。
花火のおまけ付。
津田おとり店に戻ったところで雨も降り出した。帰り組を送り出した6時過ぎには雨も止む。聞くところによれば,今晩,修善寺町の花火大会とか。一風呂あびて見物としゃれ込む。会場は,修善寺橋の下流,白岩あたり。混雑する会場を避けて,見晴らしの利く北狩野荘前の右岸に駐車する。川岸の1軒のお宅の庭先では,バーべキュウで盛り上がっているが、それ以外ほとんど人がいない。会場の案内が聞こえないのでちょっと不安に。8時ジャスト。ビンゴ!一発目の花火が上がった。遠くちらちら修善寺界隈の街明かり。川のせせらぎだけの静寂。ビール片手に,貸切気分で約30分に渡るパノラマを堪能。至福の一刻が過ごせた。感謝。

8月3日(土)再び右岸へ。
午前6時過ぎ,今日も左岸は確実に混雑する、と見込んで再び右岸に入る。水かさがちょっと増えている。水温も低く,冷たい。昨日のポイントよりちょっと上の鉄筋棒前,辺地よりのザラ瀬から竿を出す。仕掛けは昨日同様ターボ0.1号からはじめる。ビビッとチビ鮎特有のあたり。取り込むと13センチ,かろうじておとりに。再び送り込むとやはり同サイズ。今度はザラ瀬のぎりぎり沖目のヨレに送り込む。やっと明快なあたり。18cmを続けて3本ゲット。この後あまり追いがよくない。8時,Nさん登場。いつもの位置へ陣取り,手を振って挨拶を交わす。Nさん竿を出すなりいきなり絞り込む。やはりガンガン瀬周りが良いようでで左岸でも竿が曲がり始めた。昨日の位置までに釣り下がりながら2本追加。午前中計7本。サイズは昨日と同様16〜20センチと良いがピッチが上がらない。Nさんは快調で昨日より型も上がって,良くかかるとの事。昼食時,話を聞くと,明日は大見川で漁協の大会があり,Nさんは世話役だとか。道理で上手い。
良型は,やはりガンガンの流芯に。
午後からは,水温も上がり,追いも良くなり,あちこちでしきりに竿が上がっている。。昨日と同じ,ガンガンの瀬肩から上,流芯を攻める。型がよくなっているとの事なので,水中糸を0.2号メタルに張り替え,瀬針を打って瀬の肩へ送り込んだとたんいきなり強烈な引き。肩から荒瀬に持ち込まれ,ためきれず下がって落ち込みまで持ち込み,やっと引き抜くと今回最大の22センチ。立派な野鮎。付け替えてしばらく引き泳がせるがあまり追いが良くない。18センチの元気者に付け替えるとまた強烈な引き込みで20cmをゲット。なるほど型が良く,入れ掛かりこそないが十分楽しめる。しばらくするとNさんとの間に一人入ってきた。ちょうどこちらの取り込ポイントになる。譲って瀬肩から荒瀬へ10メートルほど上に移動する。しかし,掛かるとその位置へ持ち込まざるを得ずラインが竿にあたりバラす。ご本人も掛かると無理して引き抜けず、Nさんのところまで下るしかなく,やがてあきらめて移動した。この後バラシあり根掛りありで5時までねばって15本掛けて10本キープ。計17本。昨日より数は落ちたが型が良く十分楽しめた。
これからはトロも狙い目。
水が落ち着き,垢つきも上々。これから後期に向けて,型も良くなる 。ポイントも瀬からトロまで広がる。朝瀬,昼トロ,夕のぼりといった,メリハリのある友釣りが楽しめそうだ。