10月24,25日

10月24日(木)久しぶりに水晶淵へ
9月26日以来,約ひと月ぶりの水晶淵。台風21号とその後の大水で,流れがすっかり変わったと聞いていた。午前10時入川。 天候曇り。平水,濁りなし。真中のトロ瀬をはさんで,手前左岸と右岸に2本の流れがある。左岸側がだいぶ砂で埋まっていて流れが少し細くなったようだ。逆に真中は掘られて深くなっている。まあ,おおむね以前と変わっていない。
フロロカーボン細糸で22cmゲット
もう鮎も終盤。今日は,ここで終日のんびり竿を出すことにする。 さすがに人出は少ない。出水後,だいぶ型落ちしているので先週と同じフロロカーボンの細糸0.125号を使用する。盛期にはメタル系を多用した。瀬では水切れが良いがトロの泳がせにはいまひとつだった。去年までは,水中糸にナイロンを多用した。0.3では泳ぎが悪く浮き上がる。0.25でぎりぎりといったところ。フロロは、耐磨耗性に強く,直線性に優れているという触れ込みなので使ってみる。一人落ち込み際で竿を出しているので50m下,手前の瀬尻 からはじめる。さすが細糸,瀬尻 とはいえ、かなりきつい流れを一気に突っ切り,真中のたるみまで泳ぎきる。自由に泳がせると,狩野川の鮎は掛からない。途中でブレーキをかけ,しばらく止め泳がせにする。10分ほどで掛かる。16cm。先週の分流より,サイズが良く色も白い。30分ほどトロをジグザグに泳がせ,2本追加したが,13,15cmとちょっと小振り。元の位置から10m下り,瀬尻 の大石の上に乗り,右岸の瀬の手前のたわみまで泳がせる。盛期には良型が出たが,もうあまり期待できない。手前のトロではまったく追わない。竿いっぱい,瀬とトロの境目まで泳がせたところでつんと目印が1回だけ横に走る。来た。竿をためると,ぐんと潜るが盛期ほど走らない。かなり大きい。流れに乗られないようトロに持ち込み引き抜く。22cm。色も白い。垢が薄くエサ不足なのか,サイズの割には腹回りがほっそりとしている。背掛かりだがパワーもない。どうやら瀬についているようなだ。竿を9mから10mにかえ,瀬とトロの境目を重点的に泳がせる。1ヶ所3本と続かなかったが,50mほど下りながら1時までに6本追加。17〜21cmとサイズが揃い,色も白く錆びはない。計10本。
ぱったりと追いどまり。いつものパターン。
昼食後,おとり缶に移した鮎が養殖以外すべて色づいている。オスはくっきりと錆び色。メスは灰色。元気なメスを舟に移して再開。まったく追わない。終日曇り空とはいえ,気温,水温共に上がっているのだが。トロから落ち込みまで満遍なく探るが,3時まで追加1本。4時までまわりの様子を見たりして時間をつぶす。この時期,3時過ぎたらまったく追わないと,ほとんどの人が引き上げた。対岸の常連さんも帰り支度。 今日は泊まり。4時過ぎ,駄目もとで沖の瀬の際に竿を出す。3本立て続けに良型が追った。良くわからない川だ。追いどまったところでタイムアウト。計14本。

10月25日(金)再び水晶淵へ。
朝から快晴。人出も多い。前日,本流の鉄筋棒からガンガンまで,ホソの上下で竿を出した人の話では,数は出るが型が小さいとの事。再びトロと決め,8時入川。釣りはじめてしばらくすると,八王子から来た二人の方が入川。仲良く並んでトロを泳がせる。同じパターンで午前中8本とペースダウン。下に入ったお二人は,主にトロの真中を狙って同じようなペースで掛けている。どういうわけか朝方が良く追った。20cm超が2本混じリ,フロロ0.125で充分取り込めた。3本目の良型は,取り込み中,おとりに絡みつき団子となり,浮き上がったところでひと暴れし,高切れした。これは事故で例外。メタル系は,オバセをとりすぎると比重があるため,石にまとわりつき安いのか根掛りが多かったが,それも少なかった。手にまとわりつくのはナイロンと同様だが。
午後またまた追わず。
昼食後,再開するが1時間ほど粘るがまったく追わない。下手のお2人も同様であきれ返っている。上の落ち込みが空いていたので移動する。流れがきついのでターボ0.1号に張り替える。手前の瀬の辺地ぎりぎりにおとりを送り込むと1発で来た。ガッガッと盛期並みのあたりと引きで,竿をためるとポンと水面にジャンプした。取り込んでみるとピンクがかった,抱卵した20cm余りのメス鮎。竿抜けになっていたのか付け替えて上へ引き泳がせるとまた同サイズ。今度はオス。黒ずんでいる。反対側のトロとの境目のよれ筋へ送り込む。しばらくしてまた強烈なあたりで20cmを越えるメス鮎をゲット。気を良くしたがここまで。ぴたりと追いが止まり,3時過ぎまで粘ったが,追う気配がまったくなくタイムアウトとする。計11本。この時期,数,型共にこれで充分満足と納得する。

11月2,3日