5月13,14日

5月13日晴れ、狩野川のサツキマスに初トライ。
渇水続きだった狩野川にやっと恵みの雨。念願だったサツキマスに、はじめてトライした。 本流の水量は40から50センチ増。濁りもなく絶好のコンディション。サツキマスの時合いは、10時から11時30分頃までと、午後の4時過ぎから日没まで。夕方のマズメを狙うことにして、とりあえず上流の嵯峨沢橋の上であまごを釣るがリリースサイズばかり。気を取り直して、大仁の津田おとり店に戻り、一休み後、目の前の水晶淵に入川する。



松下の瀬の落ち込みから水晶 淵への流れ

ハヤの猛襲の後に。
ロッドはN 社の本流細身8m。ライン0.6号」の通しに、針あまご半ひねりの7号を結び、錘はガンだまのBサイズ。餌は、ドバミミズを2匹房掛けに。ポイントは、松下のがんがん瀬の落ち込みから水晶淵へ流れ込む2本の瀬を手前、左岸から探る。何投目かに早速あたりがあったが、20センチほどのハヤ。よくもまあこんなデカイ餌を飲み込めるものだと、妙な感心をしながらも、その後は川むつとハヤの入れ掛かり状態が続く。1シーズン狙って1本釣れるかどうかの相手だから、まあ無理かとあきらめかけ、日も暮れかかった、6時過ぎ、目印がふっととまり、沖へ走った。 またハヤかと竿をあおると強烈な引き込みだ。でかい、が、ハヤにしては変だ。ハヤならもっと動きが激しい。ニゴイか鯉か、いずれにしても大物だ!突然、糸なりとともに、動き出し、がくがくともがき始めた。サツキだ!サツキは、掛かるとがくがくと首を振って、針をはずそうともがく、と何かで読んだことがある。ラッキィ、初日でサツキだ!とたんに不安がよぎる。0.6で持つのだろうか?この後どうすりゃいいんだろうか?ままよと、竿先を川上に向け、竿の弾力に任せて相手の弱るの待つことにした。それにしても強烈だ。これがサツキかと、やり取りすること約10分。ついに相手が姿をあらわした。潜水艦が浮上するように。げっ、なんだ、こいつは!ハヤでもニゴイでも鯉でもない、馬鹿馬鹿しくでかい外道だ。いっぺんに力が抜けた。後で計測すると58センチ、津田さんの奥さんいわく、店に持ち込まれた中では最大だそうだ。あまりうれしくない記録だ。

5月14日晴れ、あまごを狙って持越川へ。
今日は、朝からサツキに再トライするつもりで津田さんのところへ顔を出した。後先になったが、塾長は前日持ち越しに入り、午前中で33本。引きかえこちらは0.サツキは10年早い、まずはあまごからと、急遽、あまごの特訓を受ける羽目になった。そりゃそうだ、ありがたく手ほどきを受けようと同行をお願いした。 前日、例よって事前講義をたっぷりと受けているから、後は実技だ。場所は持越川。ポイントに着くと、ちょっとそこで見てなよと、こちらを土手の上に残して、さっさと河原に降り、あっという間に2本釣り上げた。ウソだろ。ほんとにうまいね。塾長、ちょっと店の模様替えがあるから、1時間ばかり釣ってから帰るから、頑張ってね、と言い残し、冷たくどこかへ消えてしまった。それから4時間、河原を這いずりまわったあげく釣果は2本。例によってリリースサイズとアブラッパヤは売るほど釣れたのだが。悔しいがどこが違うのだろうか?
課題と反省点
腕の違いは当然だが、どこかが間違っている 。思い当たるとすれば、竿捌きかもしれない。昔やっていたフライのロッド捌きの基本に、腕は90度、竿先を11時の方向で止め、手首のスナップは利かせずロッドの弾力でラインを鞭のように走らせ、フライをポイントに落とす。そうか、ひょっとすると、竿で先にあまごを追い払ってしまっているのかもしれない。あたま隠して尻隠さずだ。次回は早速実践してみよう。


5月19,20日