7月3,4日
7月3日(木)曇り 松下の瀬,右岸へ。
先週に続いての釣行。まとまった雨が降らないため,渇水気味で平水より−10cm。状況はあまりよくない。こいうときは深みに限ると水晶淵に狙いをつけ大仁橋から覗くと,すでに4名が入っている。上の松下の瀬には5,6名。すべて左岸側。右岸側は0。常連さんの姿もない.思い切って上流へ移動しようか。とも思ったが,様子見と撮影をかねて松下右岸側に決める。
垢ぐされ,青のろまで,,,。
11時入川。川を覗いて驚いた。辺地側から流芯の際まで,ガンガンの肩から鉄筋棒のあたりまでの石がまっ茶色.垢が腐り,青のろまで生えている。鮎の姿は見えず,撮影どころではない。かろうじて鉄筋棒の上のザラ瀬の石が綺麗にみがかれている。移動するのも面倒になり,ここから竿を出すことにして準備する。
惨敗。4本と貧果。
とりあえず元気なおとりをキープと辺地側のチャラ瀬へおとりを送り込むがまったく追わない。30分ほどしてやっと1本ゲット。これはチャラと流芯の際で追ったもの。元気なおとりにつけかえて辺地から流芯,鉄筋棒,ガンガンの肩,と まんべんなく探ったが実に追いが悪く昼食をはさんでやっと4本と,ど貧果。 この間,対岸でもほとんど竿が上がらなかったが,下流の水晶淵ではしきりと竿が絞り込まれている。やはり先週同様魚が動かず淵にたまっているようだ。すっかりだらけて3時にはや上がりとする。後で聞いたら,水晶淵に入ったのは4人組で,午前中辺地ではまったく追わず,午後から沖を狙った一人が24本掛けたとのこと。やはりね。明日はやらないとのことなので,早起きして水晶淵を狙おう。

7月4日(金) 未明から記録的な豪雨に。
未明に稲光。激しい雨音で目がさめた。 時計は2時半。一雨あって渇水も幾分解消されるとまた眠りに入ったがとんでもなかった。雨はますます激しくなり,雷鳴は切れ間なく鳴り響き,時折突風も吹きまくる。3時半,ふと,津田さんの店に置いてきた荷物が気になった。道具類は地面に直置き,タイツ,ウェアはハンガーに掛けたまま。店に行くと案の定,駐車場はすでに冠水している。入り口の田んぼと即行にはさまれた道路が水没していて見分けがつきにくい。かろうじて頭を出している雑草を目安に店へとたどり着く。直置きの荷物も当然水浸し。津田家の愛犬,カリンのお気に入りのマットもぷかぷかと田んぼに向かって漂っている。慌てて荷物をテーブルに挙げていると津田さんも起きだしてきた。第一声,いゃあ〜、いい雨だ,だと。雨は4時過ぎに止んだ。
一時期,警戒水域に。
川は一挙に増水し,一時期3mを越え,5時過ぎには警戒警報のサイレンまで鳴ったとか。 どこかの山でも崩れたのかまっちゃ色な濁流とおびただしい量の流木が流れている様は壮観。これで古い石垢は洗い流され,あゆもまんべんなく縄張りを持ち,また,どこでも釣れるようになるだろう。まあ10日後ぐらいかな。帰りまでの時間つぶしに最上流まで行って見たが,持ち越の道路が決壊し,通行止めになっていた。

濁流に揉まれる修善寺橋下流。

7月16,17日