6月26,27日
6月26日(木)晴れ松下・水晶淵へ。
梅雨の真っ只中。晴れた日を選んで出かける。相変わらず全川ぱっとせず,まとまった雨待ち模様。今年は全国的に不作のようで良い話が聞こえてこない。松下界隈も先週,復調の兆しが見えたがそれも一時的で,分流のヤナギ,渡り場,ホソの大石まわりも先週までの勢いがなくなったとのこと。本流はまだ本格化していない。ということで水晶淵に決めた。
ボツボツと。
9時半入川。水温20℃。水色ほぼ澄み。平水よりちょっと低め。 平日とはいえがら空きで,このポイントは貸しきり状態。上流に5,6人程度。ガンガンの右岸に常連のNさんただ一人。手を上げて挨拶する。競技中硬に水中糸フロロ0.125,ハリス1.2号,針8号チラシをセット。ガンガンの落ち込みから開きのたわみに手前から送り込む。目印がふわりとする程度にオバセを取りながら泳がせるとすぐ掛かった。13cmと小振りだが立派に背掛かり。付け替えて送り込むとまたすぐに追い,続けて4本ゲット。あらら,結構追うね,と気をよくして右岸の流れの際のたわみまで泳がせると本日一番のあたり。ためる間もなくググンとさお先を持ち込まれあえなくたか切れ。20cm超の実績がある0.125だがかなりの大物か。0.2に張り替えて同じところへ送り込む。すぐに同じあたり。今度は慎重に竿をため込む。沖の荒瀬に向かってぐんぐんと潜り込む。荒瀬に入られたら終りなので後退しながら10mほど下り,トロ場に持ち込み竿をためた瞬間すっぽ抜けた。飛んできたおとりを調べると首筋に大きな噛み後があり,即死状態。あまごのようだ。この時期にまだいるのだろうか。この後ボツボツとなり1時までに計13本。水温が上がるとともに型もよくなり,21cmも3本混じった。
夕まずめに一瞬入れ掛かり
この時期,天候,ポイント,時間帯によって追いにむらがある。見切って3時まで休憩とする。人が少ないと余裕もできる。ガンガンで竿が立ち始めたので再開。飽きない程度に追いがかり,4時過ぎには一瞬入れ掛かりもあったりして11本ゲット。計24本キープして5時半にタイムアウト。途中7号4本錨に変え,ケラレ,バラシも何度かあったのでそこそこ楽しめた。津田おとり店に戻ると24本が本日の竿頭だそうで,やはり,本流,分流ともによほど渋いようだ。
6月27日(金)晴れふたたび水晶淵へ。
今日は,分流のヤナギから本流の鉄筋棒周りを釣る予定だったが, 昨日の実績からぱっとしないようなのでふたたび水晶淵を狙う。
やはりポイント限定のようで,,,。
7時半入川。やはり今朝も人出は少なかったが, すでに昨日の場所にお一人,トロにお一人入っている。トロの方はあまごを狙っているようだ。水温18.5℃,平水。前夜上流で一雨あったのかちょっと冷たい。通称シルバーシートの最末席に入る。う〜ん、渋い。実に追いが悪い。10時半まで粘ってやっと3本。型はよく22,19,18cmと揃った。この間お隣はボツボツながらコンスタントに釣り上げている。やはりポイントは限られているようだ。まあ,腕の差もあるが。こうなるとすっかりだれて11時半過ぎには早めの昼食,1時半過ぎまで昼寝を決め込んだ。
沖目のたわみで良型が。
気分もすっきりと再開。周囲を見回すとやはり竿が上がっておらず,石の上に座り込んでいる人が多い。時合いはこれからと,じっくり構えて沖の荒瀬の手前のたわみまで泳がせる。おとりも 2時間休んでいるから元気が良い。渇水期にいつも上る大石まわりで,たてつづけに3本掛かったがちょっと小振り。 おとりをつけかえている間に,お一人ニコニコしながら近づいてきて,すいません渡らしてもらいます,と言うなりあっという間に大石に上ってしまった。あんまり愛想がいいもんだから文句を言うひまもなかった。
途端に入れ掛かり。
その人は,おとりを送り込んだ途端,あっという間に5,6本釣り上げた。こちらはやむを得ず大石より上を登り泳がせたところ,こちらでも入れ掛かりが始まった。 型も良い。どうやら淵から差してきたようだ。立ちこまなくたって釣れるワイ, 現金なもので妙な優越感すら覚える。5本で追いが止まったところでお隣が上がったので,昨日のポイントを含め,上下をいったりきたりしながら5時過ぎまでに15本をゲット。合計23本。途中,またもやあまごに襲われ,おとりの身半分を食いちぎられた。
番外編。夕マズメにあまごを狙う。
5時半,追い止まったところで,あまごを狙う。4時過ぎから掛かり鮎をしきりに追ってくるでかいのがいる。はじめはニゴイかと思ったが,ニゴイならじゃれこそすれ,食いちぎったりはしないそうだ。あまごかさつきますかヒジョーに気になる。道具箱を覗くと一番太い糸でフロロの中糸0.8号があった。これに狐7号を通しで結び、錘なし。エサは小振りの鮎を選んだいわゆるムーチング。竿は強瀬9mに変えた。一投目。沖の強瀬と落ち込みの際のたわみに落とし込み流れに任せて途中でテンションをかける。すぐに食いついた。が,えさだけ持っていかれた。オイ,ホンといるぜ。今度は背掛かり状態にしてまた同じポイントへ流す。流れきったところで,薄暗くてよく見えないが,たぶん水の抵抗で浮き上がった状態のところでがつっんときた。よッしゃ,今度はしっかり針掛かりしている。竿も硬めに変えたし。これが裏目に出た。竿を十分にためたところで,ひとのしでぶちぎられた。本日はこれにてタイムアウト。あゆ21本キープ。
6月28日11時現在の松下の瀬。雨とはいえ土曜日にもかかわらず本流と分流に3人だけ。

7月3,4日へ