8月28日
   
           
デカいぞ、秩父荒川。

”尺あゆが出始めました”
狩野川から帰って中3日。漁協のサイトにつられて行ってきました。

8月22日(月)曇り 尺あゆ本命は、橋の上下。
思い立ったら、行けるのが秩父荒川のよいところ。7時にうちを出て、コンビニで弁当を買って和銅大橋下のおとり店着が8時半。早速様子を聞くと気のよいお父さんで、事細かに教えてくれた。”きのうは56人入川。最大27.5センチ。尺狙いなら上流の橋の上下、型は落ちるが600メートル下流のざら瀬も良いですよ”。支度しておとりを3本買ったら1本おまけしてくれた。橋下へ向かうとすでに2,3人が竿を出している。橋下へ向かっている人もいる。はじめてはいる場所なので、勝手がわからずうろうろするのが目に見えている。店の前では2,3人竿を出しているが下流に誰もいない。橋下をあきらめて、下流へ向かう。
見える魚は追わない。
途中、よい岩盤が続く浅瀬があったのでここに荷物を置き、迷わずお勧めのざら瀬へ向かう。時間10時前。水温20.1度。こぶし大の石と砂利が敷き詰められていて、所々はまれているのか、きれいに磨かれている。あゆもキラッキラッとひらをうっている。川中に立ち、仕掛けをセットしながら眺めていて驚いた。無数のあゆがいっせいにひらをうち、瞬間消える。まるでマスゲームのようだ。その中におとりを送り込む。それでもひらは消えない。が、追わない。しばらくだまされ、あきらめて群れの上の深みへ送り込んだところでやっと掛かった。浅場となめてかかっていたら、これがどうして、ぐんぐんと深みに走りおとりの頭さえ出ない。下がってつまみ糸をつかんで抜きあげた。20センチオーバー幅広の立派なあゆ。しかし、この場所ではこれ1本。100メートルほどをいったりきたりしたがまったく追わない。11時半、気になっていた岩盤瀬へ移動する。
デカイ、とにかくデカイ。
岩盤に目を凝らすと、無数のあゆがひらをうっている。それほど大きくない。これを無視して岩盤と岩盤の間におとりを送り込む。しばらくしてググンと目印が走る。竿を立てると簡単におとりが浮いた。抜きあげようとしたとたん走り出した。あわてて下がって流れてくるところを糸つかんで抜きあげる。デカッ、手測りで24センチはゆうにある。幅広で丸々としている。とてもおとりにならず、さらの養殖に変える。すぐに来た。今度は余裕で上竿にして十分にため浅場に持ち込んだとたん、ヒトのしで身切れした。午後はここに決め食事とする。

ここ荒川も止め泳がせの待ち釣りがよいようだ。上竿、立て竿いずれの場合もおとりは体の正面。追わなければちょっと糸をおばせおよがせるか、そっと引き、止めてただひたすら待つ。自由に泳がせても追わなかった。見た目より流れは押しが強い。ひざ上程度の深さで007の複合メタルを使ったが、養殖ではすぐに浮き上がるため背針を使った。
多めの養殖おとりが正解

1時半再開。あたりは遠い。が、掛かればでかいので辛抱できる。流れ藻が多い。グ〜ンと重くなっておとりがさがるので上げてみると、ライン、おとり、掛け針に藻が絡んでいる。取り除くのが一仕事。岩盤をよく見ると藻が密生しているところがある。これを避けながら、上下100mほどを行ったり来たりしながらただひたすら待つ。
時合いが来たのかまた追い出す。 これまたデカイ。次もデカイ。いずれも追星くっきり、まっ黄っ黄。おとりにならず多めの養殖が正解だ。竿は競技T・早瀬抜。走り回られ、取り込むのに苦労する。時には下流に走られ、30メートルも下ったりして、疲れる。4時過ぎまでに5本追加、計7本。前回と同じ数だがすべて20センチオーバー。最大24.5cm。良型の引きを十分楽しめた。