8月19日(水)曇り 雨後の型落ち。 11時過ぎ津田おとり店に着くなり、津田さん”釣れないよ”
すかさず早上がりした先客が、
”どこもかしこもノロだらけ。ボーズボーズ、オデコだよ”
フツーは、
”どこそこの石はアカツキがよく、ハミ跡もいっぱい”
となるが、いまは、
”どこそこはノロガ少ない”
”んにゃ、ノロガ少ない、ということはノロガつく石がない、ということじゃない?”
な〜んて、わけのわからん話が最優先。
”トロはどう?”
”相変わらず鵜のお狩場。人が少ないから、上から下まで鵜の天下。○○さんなんか先週2本もオトリを鵜にもっていかれたよ”
それでも多少ノロは少なかろう、ダメもとで、とトロへ入る。12時過ぎ、鵜ははるか下流、大仁橋あたりに見え隠れしている。
えっ、うそ。
左岸寄りはやはりノロ・青藻が多い。できるだけガンガン瀬の落ち込みに近づいて。ノロが少なそうなポイントへオトリを送り込む。
立て竿にして水中糸をたわませ、オトリをフリーにして泳がせる。上竿にしてちょっとでも引こうものなら、すぐにノロがおとりや掛け針にへばりつく。ここはじっと我慢のしどころ。しばらくして掛かった。16センチほど。ぽつぽつと3本追加もいずれも小振り。鵜がじわじわと近づいてきて対岸のテトラの切れ目あたりに見え隠れしている。ぽつぽつながらかかるのは鵜が追いこんでくれているから?と想えるえるほど予想以上に良く掛かった。
突然目印が消しこみ、竿先が絞り込まれた。
”デカイッ、ん?鮎?”
鮎にしては特有の、ぐんぐんとした潜り込むような絞り込みがない。
”まずい、竿が折れるっ、”と思った瞬間、すっぽ抜けるように外れ、オトリがすっ飛んできた。同時にザボッと水面に鵜が浮き上がってきた。40年近く鮎釣りをやっているが、これは初めての体験。おとりは傷だらけで即死状態。鵜も驚いたらしく2度とあらわれなかったが、極端に追いが悪くなり、4時過ぎまでに2本追加も根掛かりで1っぽんロス。お持ち帰りは計5本。うち20センチ越えが1っぽんのみ。う〜ん、昨日までの雨で大きいのは下ったかな?それとも朝のうちに鵜が捕食済み、かな?
店に戻ると他の人は0〜2本で、5本が竿頭だとか。これはちょっと淋しすぎる、でしょうが。
カメラを車に忘れてしまった。撮影はおとり店にて。 |