9月17,18日
 
 

いや〜まいりました。今年の夏の暑さは異常です。
連日の猛暑・熱帯夜に音を上げて、8月2日以来一度も竿を出していません。
狩野川の鮎はなかなか好調のようですが、重い腰が上がらずただ指をくわえてみてるだけ、でした。

9月も中旬を過ぎてやっと朝夕がしのぎやすくなりました。
さ〜て、これからが秋の狩野川の本番。
今年は10月いっぱいまで十分楽しめそうな予感がします。


9月17日(金)晴れ 想いと現実がうらはらに。
彼岸花の咲くころは、、、という時期になりましたが、彼岸花はどこにも見当たらず日差しは厳しく午前10時にして気温28度、水温21度越え。
3連休の前日とあってさすがに川は空いています。分流・渡り場から上下を見渡すと前夜の雨で薄い笹にごりですが、平水です。左岸大石から上流は垢が腐り気味で赤茶色。
チャラ瀬のタナで良型がぎらぎらと。
大石の下のいつものポイントの石色がよく、チャラのタナの上で良型がしきりに垢を食んでいます。
ここから竿を出しましたが、見た目とはうらはらになかなか追いません。時合いが合わないのか1時間でやっと4本。サイズは15,6センチ。
対岸を見るとがんがん瀬に常連さんがお二人。瀬尻からトロにかけて空いています。11時過ぎ、ここを見切って移動です。
いきなり地球を釣る。
相変わらず手前は砂で埋まっていて釣りになりません。真ん中まで立ちこんで右岸よりの流芯を狙います。白泡の立つ芯に送り込んだとたん、いきなり根掛かりです。めげずにポイントをずらして送り込むと時合いが合っていたのか、すぐに追い、続けて3本掛かりました。サイズは16〜7センチ。ポイントをずらしながら釣りくだり、また釣りあがるの繰り返しで4時までに9本追加。サイズにばらつきがありますが20センチオーバーが3本混じり、最大22.5センチ。合計15本。お土産には十分です。今日はデジカメを車に置き忘れ写真はありません。


9月18日(土)晴れ 3連休の初日、どっと人出が。
今日から3連休。朝から続々とおとり店の駐車場に車が集まります。前日の人の情報によると本流、分流ともに渡り場から上はいまひとつで、特に本流・新堤前は垢ぐされがひどく、釣りにならないそうです。津田さんも来店したお客さんに、本流は鉄筋棒から下、ガンガン瀬まで、分流は大石から下をしきりに薦めています。
ひととおり人が出払った後の8時過ぎ、結局昨日と同じ場所からはじめました。見渡す限り主なポイントに人がはいっています。
本流トロにはすでにお二人、ガンガンの肩あたりには2本、竿がちらちら見え隠れしています。目の前のチャラ瀬では相変わらず良型が食んでギラギラしています。
ガンガン瀬の肩で撃沈。
チャラ瀬では相変わらず追いが悪く、30分に1本のペース。2本掛けたところで常連さんが右岸を釣り下って来ます。芳しくないと見えてしきりに首を傾げています。
ガンガン瀬を見やると、すでに竿はなく移動したようです。3本目にちょっと型のよいおとりが取れた11時過ぎガンガン瀬へ移動です。ここは段々瀬になっていて、一段目から上の石色は赤茶けて垢ぐされが進んでいるようです。
2段目の肩に掛けては石色がよく磨かれています。葦際に立って竿1本分ぐらいの辺地を泳がせるとぽつぽつ掛かります。しかしサイズはこの場所にしてはいまいちで、16センチどまり。6本掛けたところで欲を出して一歩踏み込み流芯の白泡に送り込むと程なくして強いあたりが。
強烈な引きで沖に走られ、一番強い流れに乗られ、ためきれず、高切れです。これがケチのつきはじめで、根掛かりするは、三段目で真っ黒な鮎掛けもどきの、通称ボウズ?を三連荘で掛けるなど散々。撃沈です。
今日はまだおみやげがありません。3時過ぎ、トロには、常連さんがお一人だけ。ここをあきらめてくだり様子を聞くと今日は小さい、とのこと。
やっとお土産の23.5センチ。
断って20メートルほど下に入りました。なるほど型は小さく、中にはおとりにならない10センチ足らずも。4時過ぎ、表水温はまだ23.9度もあります。10メ−トルほど下がって瀬尻のたわみいれると、おとりごろのサイズが掛かりました。
これを流芯に送り込むとヒュヒューンと糸鳴りがして走り出しました。これはデカイ、トロ側に持ち込み慎重に溜め込んでいるとこちらに向かって突込んできます。手前まで来て姿が見えました。デカッ。尺はゆうにあります。しかし何か変。鮎特有の底に突っ込むようなもぐりがありません。
尺バヤです。これを狙って釣ろうと思って狙ってもなかなか釣れない大物です。しかし友釣りでは外道、です。
気を取り直しておとりを付け替え送り込みましたが、場を荒らしてしまったのかその後はさっぱり。5時近くになったテトラポット寄りのたわみで、ふわっとした良型特有のあたり。慎重に取り込むと今回釣行最大の23.5センチ、幅広で丸まるとしたよい鮎です。これまで釣れなかった一日の疲れがいっぺんに吹っ飛びます。
気をよくしたところでタイムアップ。計12本でした。 

これからどうなんでしょうか?
現在釣れる場所、時間帯が限られていて誰にでも釣れる、というわけにはいかないようです。分流を釣り下がっていった常連さんも午前中ツが抜けなかったものの、午後になって分流左岸で入れ掛かりになり、1時間足らずで20本掛けたそうです。
ここはと思う場所で時合いがくるまで頑張るか、限られた場所を拾い歩くか。微妙なところです。まあ、へぼなこちらとしてはどう転んでも大釣りとはいかないでしょうが、、、。


               
   

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