6月16,17日
6月16日曇り 北狩野荘上流へ。
お世話になっている大仁・津田おとり店の30周年釣り大会に参加した。参加者は,主にこの店の常連さん。70近い方から若いカップルまで24名の方が参加。ルールも全員にチャンスがある3匹の総全長。午前7時スタートだったが、間が悪くG社の地区予選大会と重なったため,メインの松下の瀬周辺は大変な混雑。渇水で流れの太いところに,ポイントが限られているため,当然人もそこに集中する。見切って,北狩野荘上流へ移動する。支度をする間もなく,G社予選組がぞろぞろと集まり,あっという間に解禁並みの竿の列となった。総匹数競技ではないこちらは、余裕で釣り始めたが掛かるのはおとりにもならないチビあゆばかり。終了時間の1時半までに14,5センチを7本,かろうじてキープして店に戻る。優勝サイズは,3匹全長で60センチを超えず,全員が不調の結果となった。詳細は,差し控えるが,この後のパーティを含め楽しい一日となった。G社予選大会では,店の常連,下川さんが優勝。東海地区代表として,和歌山で行われる本選へと駒を進めた。今年の狩野川は,遡上量が多く前評判も高いが,量が多すぎるとあゆが育ちにくい。おまけにこの渇水続きだ。当分小さいのだろうか。
6月17日曇り時々晴れ 松下の瀬へ。
朝6時,松下の落ち込みからトロへかけての流れに入川する。 昨日の大会でもここに入った方がいたはずで,あまり期待できなかった。ナイロン0.25号の水中糸を張り,瀬尻の緩やかな流れから,ゆっくりと沖へ泳がせる。間もなくして15センチの元気なおとりをゲット。続いて同サイズ。いい雰囲気だ。3本目,目印が下へすっと走る。余裕で瀬を横切らせて手前のトロへ寄せる。瞬間,上竿が一気に下まで持っていかれ,ためる間もなく飛ばされる。大あゆかあまごか。瀬の中だからニゴイは考えにくい。0.3号に張り替え,おとりに脊針を打ち,再び沖へ泳がせる。すぐに追いがあり,18センチ,追星くっきり,顔と尾びれが真黄色な、追い気満々の良型をゲット。元気すぎるおとりをセーブしながら続けて3本キープ。待望の入れ掛かりモード。が、追いがパタッと止まり,その後ぽつぽつ,また2,3本入れ掛かりの繰り返しで,12時までに17本をゲット。サイズも21センチを頭に18センチ前後と良型がそろった。
今の渇水は太い流れがベストポジション
昼食をはさんで午後からまた同じポイントに入る。ピッチこそ落ちたが相変わらず型が良く,11本を追釣して小,雨がぱらつきはじめた4時半にタイムアウト。良型を中心に計28本。チビあゆばかりだった昨日がウソのよう。今日もポイントに送り込む手前で,チビあゆがうるさいほど掛かりはしたがすべてリリース。驚いたことに,ポイントを移動したのはわずか10メートル前後。掛けた直後,すぐにほかのあゆが縄張りを作ったことになる。6時過ぎまで松下のガンガン瀬で頑張った方の話では,4時半過ぎから入れ掛かりモードとなり,良型はすべて流れの太い瀬だったそうだ。これから盛期にかけて,一雨ごとにあゆが育ち,良型あゆも,チャラ瀬,トロ場でつれ始めるが,今の渇水は太い流れがベストポジション。今年は,前評判どおり楽しめそうだ。